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2004.06.05

NEVADAとさらに進んだネット世代

長崎でのカッター殺人の加害者(通称NEVADA)のホームページのログ(の一部)を見ると、彼女のクラスでは限定的とはいえ、ある程度広範囲にわたってネットワークによるコミュニケーションが取られているようです。あれを見ると今の小学~中学の世代はネットを媒体として個人個人のページ(WebサイトやWeblog)で情報発信をしたり、意見を交換(彼女の場合はバトルロワイヤルの話でしたが)する、というよりも適当にワイワイやってコミュニケーションを楽しむのが当たり前の状況になっているように思えます。ニュースではチャットをやっていた、とも言っていましたが、20ちょっとの自分が小学校時代(PC8801が家にあった)では考えられない状況です。高校の頃でもページを作っていたのは隣のクラスと合わせた70人中自分を含めて2,3名程度だったように思われます。
そう考えると我々ネット世代とPC世代の差があるように(梅田氏のBlogを参照・・・TrackBackはしないけど)ネット世代にも壁ができつつあるのかもしれません。カット&ペースト、コピー&ペースト=コピペの差だけでなく、さらに分割されていくようです。(PC世代にも黎明期で紙テープでデータ入力をしていた時代とメインフレーム以降の世代に分かれるでしょうが。)
ケータイ、ブロードバンド、PCの低価格化、学校でのPC教育により子供の頃からネットワークとネットワークを使ったコミュニケーションが当たり前のように「常に」存在している世代。そしてネットワークが限定的だった時代を経験している世代。そして旧ネット世代がとかく受動的になりがちなのに対して新ネット世代は情報発信に対する躊躇など殆ど無い人間に育つのではないか。又、分からない事はネットで検索をかければ(大抵)すぐに答えを見つける事ができる、という状況が小さい頃から当たり前だというのも「情報」というものに対する認識の差となって表れてくるのではないか。特に後者は重要だと思う。
情報発信だけを考えれば「先進的」なPC世代もBlog等を利用して行っている人もいるし、旧ネット世代にはBlogの利用もある。しかし一歩踏み込んだ「匿名の情報」としては2ch(のようなもの)を常時利用し、発言する人とそれらを行わない人の差もあるのではないか。「匿名の情報」に関する考え方としてはこの2chというものの利用は非常に大きな要因だと思う。通常のページにはそのサイト管理人という「人格」がある程度見えるが、2chはIDで多少の区別ができるとはいえ、特定の固定ハンドルを持つ人を除いて同じ名前(名無しさん)ばかりなのだから。常時匿名の情報に触れること(そして自らもその匿名集合の一部になること)によって「匿名の情報を信じる限界点」を探ることができ、それがさらにネットワーク全体への信頼へと繋がるのではないだろうか。
(Webサイトはその管理人の「人格」のようなものが滲み出ており、「名無し」の集合体と比べてさらに信頼度を測りやすくなる・・・と思うのだが、どうだろうか。しかし、2chをやっている人の方やっていない人に比べて通常のサイトに対する信頼度が高い、という報告はない(当たり前か・・・)。「匿名集合への参加とネットワークへの信頼の関係」なんていう論文を書くのも面白いかもね。)

・・・新ネット世代と旧ネット世代がどれほどネットに対する認識の差があるか、というのはもう少し時間が経たないと分からないとは思いますが。

その2へ続く

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